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相続で遺言を作成するメリットは何ですか?


遺言作成には、以下のようなメリットがあるといえます。

①遺産をめぐる相続の事前予防ができる。

今は仲が良い家族でも、遺産があったために泥沼の相続紛争が起こってしまった、というのはよくある話です。相続紛争が起こるか起こらないかは、実際に相続が発生してみないと分からないことです。

多くの相続紛争は予期しないところから起こってしまうものなのです。
遺言さえあれば、遺産の分け方で紛争が起こることは防止できます。

②自分の意思により、遺産を処分できる。

遺言がないと、財産を遺したい人に遺せなくなってしまうことがあります。
例えば、正式な婚姻届を出していない内縁配偶者、お世話になった友人に財産を遺したい場合、遺言を作成しておかないと、希望を実現することができなくなってしまいます(法定相続人でないため)。

③相続手続を迅速、円滑に進められる。

相続が発生すると、遺産は相続人が取得することとなりますが、相続人が複数いる場合には、1人の相続人が遺産を勝手に動かすことはできず、遺産の預貯金から被相続人の葬儀費用を出すこと等も容易ではなくなります。

遺言により、遺言執行者(遺言内容を実現する人)が指定されていれば、遺言執行者が責任を持って遺言内容を実現します(民法1006条1項、1012条)。

預貯金がある場合には、遺言執行者が単独で引き出しなどの必要な行動をして、遺言で指定されている人に迅速に遺産を引き継ぐことができます。
 


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