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遺言書の検認とは何ですか?

 

A 遺言書の検認とは、相続人に対し遺言書の存在及びその内容を知らせるとともに、遺言書の形状、加除訂正の状態、日付、署名など検認の日現在における遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防止する手続のことです。

遺言書には、通常の方式として、①自筆証書、②公正証書、③秘密証書という3つの方式があります(民法967条)。

さらに、緊急時や隔離された場合などに利用される「特別の方式」があります(民法976条乃至984条)。

公正証書遺言以外の遺言書の保管者又はこれを発見した相続人は、遺言者の死亡を知ったのち、遅滞なく遺言書を家庭裁判所に提出してその「検認」を請求しなければならないと定められています(民法1004条1項及び2項)。

仮に検認を受けなかったからといっても、遺言書が直ちにすべて無効となるわけではなく、また逆に検認を受けたからといって、遺言の内容等が法的に有効なものであると認められるわけでもありません。

検認の申立ては「相続が開始してから遅滞無く」すべきものとされており(民法1004条1項)、検認手続を怠り、検認をせずに勝手に遺言を執行した場合には、5万円以下の過料などに処されることがあるので注意が必要です(民法1005条)。