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内縁関係でも相続は可能ですか?

A. 内縁関係の夫婦は、婚姻届けがなされていないため、法定相続人と認められていません(民法886条乃至890条)。
  そのため、内縁の配偶者は相続人とはなれません。

しかし、この理を貫くと、内縁の配偶者に対してあまりに冷たい措置であることから、次の2つの場合には、相続財産の分与を認めています。

1つ目は、相続人が誰もいない場合の、特別縁故者に対する相続財産分与の制度です(民法958条の3)。

民法上、法定相続人がいない時には、被相続人と特別の縁故関係にあった者は、家庭裁判所に申し立てることで、財産の全部又は一部を請求できるとなっています。

この場合の特別縁故者とは、被相続人の療養看護に努めた者、親身に身の回りの世話をした者等、被相続人と特別の縁故があった者となっています。

内縁の配偶者はこの特別の縁故関係者にあたると解釈されるのです。

 受取れる財産の中身ですが、これは申立てを受けた家庭裁判所が特別縁故者の種類や関係の深さ、職業から財産の内容など一切を吟味して決定することになっています。

  2つ目は、法定相続人がいる場合でも、被相続人が内縁の妻に遺贈するという遺言をしておくことです。
 
  この点、法定相続分の遺留分を侵害すると、遺留分減殺請求(民法1031条)を受けることがあります。

 
 

 

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