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亡くなった父が騙し取られた財産を取り返せますか?

A. 「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する」(民法896条)と規定されているため、損害賠償請求権という被相続人の財産に属する権利は、相続人が相続できることになります。

つまり、実際には被相続人が詐欺に遭ったのですが、相続人がその詐欺による損害賠償請求権を相続することにより、賠償請求ができるのです。

この場合によく問題になるのが、故人の言い分と詐欺行為をしたとされる相手側との言い分が大きく食い違うことです。

書面として形式的には正当なように見えて、実質的には、不当なものであったという場合もあれば、書面が交わされずに口頭での約束事として取引がなされた場合もあります。

そして、その取引にかかわった一方当事者が死亡してしまっているため、本当のところがどうだったのかを明らかにするのは難しくなります。

実際に詐欺行為があったとすれば刑事事件にもなり得るので、まずは弁護士に相談することをお薦めします。

もっとも、こうした事例では実態の把握が困難であることと、証拠集めに大変な時間と労力が必要になるため、解決までにはかなりの努力が必要になるということはご理解いただきたいと思います。


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