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一身専属権と相続について教えてください。

A. 相続の対象となる財産から、いわゆる一身専属権は除かれます。

民法896条本文は「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。ただし、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。」と定めており、「被相続人の一身に専属した」権利は相続の対象とならないことになっています。

 一身専属権とは、被相続人以外の者、つまりは相続人に帰属するのが適当でない権利のことです。

 一身専属権の例としては、以下のものがあります。

①扶養請求権
 これは扶養を要する扶養権者の要扶養状態や扶養義務者の資力などの要件が必要ですので、被相続人の死亡により、当然に相続されるというものではありません。

②身元保証人としての地位
身元保証人としての地位は、個人と個人の信頼関係で引き受けられると考えられているからです。

③生活保護受給権
この権利も扶養請求権と同様に、受給権者の要保護状態等の要件が必要ですので、受給権者本人に専属する権利であるといえます。

 

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