「のれん」も相続の対象ですか?
「のれん」とは、その事業の長年にわたる伝統と社会的信用、立地条件、営業上の秘訣、これまで築き上げてきた得意先や取引先との関係などの事業に固有の事実関係であって財産的価値を有するもののことを指します。

 「のれん」は、営業権と言われることもありますが、あくまで事実関係に過ぎず法的な権利ではありませんので、直接には相続の対象となるものではありません。

 しかし、「のれん」は、事業の収益の源となるもので財産的価値を有しています。

 したがって、相続人の誰かが、被相続人の事業を引き継ぐ場合、その相続人は「のれん」をも引き継ぎ、それにより収益をあげることになりますから、「のれん」の価値を考慮せずに遺産分割を行うと、被相続人の事業を引き継ぐ相続人と、それ以外の相続人との間で不公平が生じることになります。そのため、このような場合、「のれん」の価値を考慮した遺産分割を行う必要があります。

 このように、「のれん」は直接には相続の対象となるものではありませんが、遺産分割にあたってその有する価値を考慮する必要があるという意味では、相続と全く無関係というわけでもありません。


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