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婿養子とはどのような状態のことを言うのですか?
戦前の民法には、婿養子に関する規定が置かれていましたが、現在の民法においては婿養子について直接定めた規定はありません。
 ですから、現在の法律に「婿養子」なる制度があるわけではありませんし、「婿養子」という言葉が法律の中に出てくるわけではありません。

 それでは、婿養子と一般に言われるのはどのような状態を指すのでしょうか?
 結婚すると、夫婦の氏(名字のことです)として、夫か妻のどちらかの氏を選ぶ必要があります。ここで、夫婦の氏として妻の氏を選択することをもって「婿養子」になったと考えられる方もいらっしゃるかも知れません。
 しかし、結婚する際に、夫婦の氏として妻の氏を選択しただけでは、妻の両親と夫が養子縁組したことになるわけでありません。ですから、夫婦の氏として妻の氏を選択したことのみをもって婿養子になったと言うのは、「婿養子」という言葉からすると違和感があります。
 現在の民法においても、結婚するのと同時に、夫が妻の親と養子縁組をすることは可能であり、このように結婚と同時に妻の親と養子縁組をすることを指して、養子縁組と言うのがおそらく一般的なのではないかと思います(戦前の民法の制度も、結婚と同時に夫が妻の親と養子縁組をするという制度でした)。

 もっとも、「婿養子」というものが制度として存在するわけではないため、例えば、結婚の話になったときに、「婿養子」に入って欲しいと言われた場合に、それが、夫婦の名字を妻の名字にして欲しいと言う意味なのか、親と養子縁組までして欲しいと言う意味なのかは、かならずしも明確でない場合が多く、どちらなのかをきちんと確認しておかないと、後になってトラブルになることも考えられ、注意が必要です。


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