養子にも実子と同様に相続権はあるか教えて欲しい

弁護士 相談の様子血縁関係のない人に自分の財産を相続させる方法の1つとして、養子縁組があります。
養子となれば、他のきょうだいと同じ様に相続権が発生するからです。
養子の相続権や法定相続分について、群馬県高崎市の弁護士が解説します。
 

目次

1.養子縁組とは
2.養子縁組の種類
   普通養子縁組
   特別養子縁組
3.養子縁組と代襲相続
4.養子にまつわる相続トラブルは専門家に相談を
 
目次
  • 1.養子縁組とは
  • 2.養子縁組の種類
    • 普通養子縁組
    • 特別養子縁組
  • 3.養子縁組と代襲相続
  • 4.養子にまつわる相続トラブルは専門家に相談を

1.養子縁組とは

養子
 
養子縁組とは、本来あるべき自然の親子関係をなくし、親子関係にない者との間に、新たな法律上の親子関係を作り出すという制度です。
民法では、「養子は、縁組の日から、養親の嫡出子の身分を取得する(民法第809条)」としています。嫡出子というのは、法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれた子どものことです。
つまり、養子であっても、実子である兄弟と同じように、父親の財産について相続権があり、その法定相続分も実子と同じということになります。
 

2.養子縁組の種類

養子には〝普通養子縁組〟と〝特別養子縁組〟の2種類があります。
 

普通養子縁組

普通養子縁組とは、実親との親子関係を継続したまま、新たな親子関係を作り出す制度です。
普通養子縁組を交わし、養親の嫡出子としての身分を取得した子は、実親との親子関係も断ち切ったわけではありません。
そのため、養親が亡くなった場合に相続権があるだけでなく、実親が亡くなった場合にも相続権が発生することになります。
 

特別養子縁組

特別養子縁組とは、実親との親子関係を断ち切って、新たな親子関係を作り出す制度です。
そのため、特別養子と実親との間に相続はなく、養親が亡くなった場合に相続権があるだけです。
 

3.養子縁組と代襲相続

代襲相続とは、法定相続人が相続時に死亡している場合、その法定相続人の代わりに相続することをいいます。
養子に子どもがいて、養親の死亡時に養子も死亡していた場合、養子の子どもが代襲相続できるかどうかは、養子の子どもがいつ生まれたのかで変わってきます。
 
養子縁組の前に生まれた子ども 代襲相続人になれない
養子縁組の後に生まれた子ども 代襲相続人になれる
 

4.養子にまつわる相続トラブルは専門家に相談を

相続の相談
  
養子縁組は、血縁関係のない人に自分の財産を相続させる方法の1つとしてよく使われる方法です。
分かりやすい例で言えば、子連れで再婚をする場合が挙げられます。
女性が子供を連れて再婚したとしても、その連れ子と養父の関係においては血のつながりがないため、そのままでは相続人にはなりません。そこで、養父と連れ子との間に養子縁組を行うなどして相続権を与え、未然にトラブルを回避するような工夫が必要でしょう。
万が一養子にまつわる相続トラブルが発生してしまったときには、なるべく早期に弁護士などの専門家に相談されることをおすすめします。
 
0120-783-981

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