遺産分割は相続人の都合でいつでもできますか?

民法では、共同相続人は、被相続人が遺言で禁じた場合を除き、いつでも、その協議で、遺産の分割をすることができる(民法907条1項)と規定されています。

 

原則として共同相続人は、いつでも遺産分割をすることができることになっています。

 

しかし、例外として、被相続人が遺言で一定期間、遺産分割を禁止することができることになっています。
その禁止期間は、相続開始のときから5年を超えない期間内(民法908条)となっています。
したがって、たとえ共同相続人全員が合意したとしても、遺言で分割を禁止された期間(相続開始から最長5年の範囲内)には、遺産分割をすることはできません。

 

自分の死後に、相続人達の間で遺産分割による揉め事が起こりそうな場合、相続人たちに冷静になってもらう必要があるので、一定期間は遺産の分割をさせないでおくため、遺言によって遺産分割を禁止するという例は実際にあります。

 

なお、長期間に渡って遺産分割禁止状態という不安定な状態が継続することを避ける必要があるため、遺言によって、5年を超える長い期間、分割の禁止を継続させることはできません。
  また、遺産分割の禁止を第三者に主張するには、不動産の場合にはその旨を登記しておくことが必要です。

 

0120-783-981

メールでのご予約も受け付け中です。

相続・遺留分割・遺留分の無料相談。まずはお問い合わせください。

メールでのご予約も受け付け中です。