相続の承認、相続の放棄とはなんですか?


A. 相続の際、相続人は相続を受け容れる「承認」か、相続を拒否する「放棄」のどちらかを選択することになります(民法915条1項本文)。

 

相続の効力は、被相続人の死亡によって相続が開始されると発生します(民法882条)。

 

相続人は、相続の開始について知っているかどうかに関係なく、しかもその意思を問われることもなく、被相続人の権利義務を承継することになります(民法896条本文)。

 

この相続財産が、不動産や預金などのプラスの財産だけなら喜ばしいのですが、借金などのマイナスの財産もあるので問題となります。

 

差し引きしてマイナスの財産がプラスの財産を上回るような場合にまで、相続人が全てを背負い込まなければならないのではあまりに気の毒です。

 

また、プラス財産の方が大きいとしても、被相続人の財産を相続したくないという意見の方もいることでしょう。

 

このため法律では、相続の承認や放棄といった制度を設け、相続人が相続の効果を受諾するか、拒否するかを選択する自由を認めているのです。

 

相続を承認する場合には、全面的に被相続人の権利義務の承継を受諾するという「単純承認」(民法920条)と、被相続人の債務は相続によって承継した積極財産(プラス財産)の限度で支払うという「限定承認」(民法922条)の2通りがあります。

 

相続放棄(民法939条)は、相続によって生ずる権利義務の一切の承継を拒否するというものです。

 

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